さて昨日、文教委員会で、当会の陳情「144号」が初審議されました。
陳情原文は、こちらからダウンロードできます(区議会サイト内:PDF)
文教委員会を傍聴してきました。
出席者は、委員である議員の方々、および江戸川区教育委員メンバー、関連部署の責任者(補食廃止を進めた教育推進課責任者など)です。傍聴人は、6~7名ほどおりました。
教育委員会の人事異動などほかの事案等を審議したのち、陳情を一つ一つ、取り上げていきます。144号については次のようなやり取りがありました。
まず、144号は初めて扱われる陳情ですので、議会事務局職員による陳情文の全文読み上げがありました。 1(肥満という理由に対する疑問)、2(食材廃棄に対する疑問)、3(アレルギー対応に対する疑問)、4(予算削減目的に対する疑問)、5(児童憲章の精神に反するのではという疑問)まで、すべての陳情文が朗読されました。
次に、議長が「資料要求はないか」と参加者に問いました。疑問や質問があったらどうぞ、ということです。ここで一人の区議が、発言しました。(発言は一言一句正確ではありませんのでご容赦を)
◆区議
「この陳情文には、1~5の疑問が上がっているが、これに対して執行部の反論、回答はどうか? 資料を出してほしい」
◆教育推進課長
「全体についての考え方でよろしければ、次回(4/12)に提出します」
◆区議
「(質問の一個一個について)一対一の回答をしなければ、同じことの繰り返しにならないか? それでいいのか?」
◆教育推進課長
「…提出します」
◆議長
「他にありませんか? … (沈黙) …144号は”継続”とします」
やり取りはここまで。朗読を除けば、時間にして1~2分ほどでした。
次に、145号の審議に移りました。(注:2/25記事 もう一人の母、起つ! でご紹介した方の陳情)
このときは、別の一人の区議が「資料要求」を発言されました。
◆区議
「おやつを食べている子、食べてない子の割合を知りたい」
◆教育推進課長
「資料で用意します」
◆議長
「他にありませんか? … (沈黙) …145号は”継続”とします」
「他にありませんか? … (沈黙) …145号は”継続”とします」
以上です。ほかの議案に移りました。
ちなみに、もっと以前から出されていた文教委員会扱いの陳情(小学校給食の放射能検査要求、区立幼稚園の廃園反対関連)などは、取り上げられてはいますが、質疑は一切なく、「資料要求はありますか?」「(しーん)」「では”継続”とします」で、流れていきました。こんな感じで陳情は、何ヶ月、何年と継続していきます。
レポートは以上。次の文教委員会は4/12(金)です。
144号に対する、区議さんのご質問はいいところを突いていただいておりますね。
「一対一の回答をしなければ、同じことの繰り返しにならないか?」と。
教育推進課長の、「全体についての考え方でよろしければ、次回(4/12)に提出します」ですが、もしかして「全体についての考え方」って、コレみたいなもんが出てくるんでしょうか…
「一対一の回答をしなければ、同じことの繰り返しにならないか?」と。
教育推進課長の、「全体についての考え方でよろしければ、次回(4/12)に提出します」ですが、もしかして「全体についての考え方」って、コレみたいなもんが出てくるんでしょうか…
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残念ながら、今回の文教委員会で144号陳情は採択されることなく、「継続」扱いとなりました。こうしてほかの多くの陳情と同じく延々と「継続」の運命をたどるのか? 状況が変化してめでたく「採択」されるのか? 次の文教委員会は、4/12(金)です。
「継続」してほしいのは、審議じゃなくて、「補食」なんですが…orz
再度、こちらの質問に誠意を持って答えてほしいと区長への手紙を出していたのですが、3/8付で、公開質問状の回答とほぼ同じ回答が、またまた『すくすくスクール係 ×××××』名で届きました。
ほんとうに誠意のなさに萎えます。
さらに、教育長に宛てた、補食廃止の開始時期の延期要請、それがかなわないなら、保護者の自主運営の試行期間として、いくつかの方法を試してみることを認めてほしいとの要望書を学童クラブに提出しました。
自主運営も一人では認められないと言われ、なんとか仲間を探さなくちゃ行けなくて、保護者会のなくなって久しい学童クラブでは厳しいです。
でも、ここで引けない!
ありがとうございました。
「自主運営は一人では認められない」と言われても、その学童で一人しか補食希望者がいなかったら、仕方ないですよね。じゃ、何人ならいいんでしょう?
この辺のガイドラインも何もないまま、江戸川区は「自主運営でやれ」と投げました。
いま、学童の保護者は困惑しているのが実情ではないでしょうか。
3/9記事 困惑の新一年生保護者。「自主運営」の話できぬまま4/1を迎えるのか? には、こんなコメントが寄せられています。
新一年生がもらっている学童クラブのお知らせは、
まさにその通り。新一年生保護者にとっては、補食は「もともとなかったこと」になっていますので、知りようもありません。
ごらんのとおり陳情は、いつ結果が出るかわからない状況。
しかし現実的に4/1から、新一年生が学童に入ります。
自主運営。
いますでに区内各地の小学校で、保護者が動いているという情報が、いくつも飛び込んできています。具体的に文書にまとめ、「教育推進課・すくすくスクール係」に提出し、期限を切って、確認を求めているところもあるそうです。
今回の補食廃止を推進したのは、区役所の「教育推進課」です。
「こんなことを聞いたら、こう回答があった」
「これなら良いと言われた」
「これはダメと言われた」など、各自でお問い合わせの結果がありましたら、
よろしかったらメールでお寄せください。
↓ ↓ ↓
gakudo.hoshoku@gmail.com
よろしくお願いいたします。
初めまして。質問なのですが今から署名を集めるのでは遅いでしょうか?
返信削除昨夜、こちらを知りまして、同じ働く親として署名をしたいと思いました。
コメントありがとうございます。
返信削除署名は、文教委員会で陳情が「不採択」にならない限り、永続的に出せます。追加でどんどん出せばいいそうなんです。
次の文教委員会は4/12だそうなので、4/5くらいまでにご投函ください。
是非、よろしくお願いします!
こうやって継続継続とあっさり流れて、江戸川区の悪いところ(放射能関連など)がいつになっても治らないんだ・・・と改めて感じました。
返信削除次回は4月・・・もう捕食無しの学童生活が始まってしまうということですよね。
傍聴内容を教えてくださりありがとうございました。
傍聴内容、拝見しました。
返信削除区議さんの中にはいい質問をされる方もいらっしゃるんですね。
どなたなんでしょうか?
ぜひ、頑張ってほしいです。
きちんと頑張っている人、成果を出している人が評価されるように
応援していきたいです。
逆に発言権があって反論を述べない=肯定、なんですよね?
それも知っておかねば…。選挙の大事さを痛感します。